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資産としてのダイヤモンド
1.ダイヤモンドの価値はルースにあり
天然の物質の中で最も硬いといわれるダイヤモンド。
原石の状態で採掘され、カット、研磨されたものをルース(裸石)と呼びます。
ダイヤモンドルースは世界共通の品質評価基準に基づいて鑑定され、各鑑定機関によってグレードが決まり、グレーディングレポート(鑑定書)が発行されます。つまり、ダイヤモンドの価値はルースの時点で決まっています。
指輪、ネックレスなどのジュエリーに加工された後の商品価格が、ダイヤモンドそのものの価値を示すわけではありませんので注意が必要です。
2.ダイヤモンドの価格は誰が決める?
では、ダイヤモンドルースの価格はどう決まるのでしょうか?
世界中のダイヤモンドは長らく、「ダイヤモンドは永遠の輝き」というキャッチフレーズでもおなじみ・デビアス社によって生産・流通を管理、独占されてきました。
逆をいえば、デビアス社がダイヤモンドの価値を決め、守ってきたともいえます。
ダイヤモンドの価格は、デビアス社が月に一度発行しているラパポート・ダイヤモンド・レポートを国際基準として、世界各地のダイヤモンド取引所でグレードに基づき決定されています。
3.資産価値の高いダイヤモンドとは
国際基準により価格が決まるダイヤモンドは、金やプラチナと同様、インフレに強い現物資産と言えるでしょう。そのため、ダイヤモンドは「第3の通貨」とも呼ばれています。
不動産の先行きも不透明な今、富裕層の間では「将来の投資のひとつ」してダイヤモンドを保有することが隠れた人気となっています。
大切なことは「資産となる品質の高いダイヤモンドルースを購入すること」です。
谷口宝石ではたくさんのルースを取り揃えております。ご予算・ご希望に合うグレードのルースをご用意いたしますので、お気軽にご相談ください。
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ダイヤモンドの評価基準 4Cとは
ダイヤモンドの大きさではなく重さを表す単位でctと表記されます。1ctは0.2gで、大きさの目安は6.5mmです。他のCと比べて一般的にも判断しやすい基準です。(サイズは目安です。大きさには若干の個体差があります)
ダイヤモンドの透明度のことです。
10倍の倍率で見たときに石に含まれるインクルージョン(内容物)や表面のブレミッシュ(瑕)がどのぐらい少ないかで評価します。
ダイヤモンドの色味の事でGIA(米国宝石学会)が定めたマスターストーン(基準石)に準じ、D(無色透明)からZ(薄い黄色)まで23段階で評価されます。無色透明なものほど価値は高まります。
ダイヤモンドの最大の魅力をである「輝き」を生み出すカット。58面体のラウンドブリリアントカットが最も人気です。Excellent(3EX H&C/H&C EX/Excellentの3段階あり)からpoorまで、5段階のスケールで評価します。
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価値を高めるポイント
1.「どの鑑定機関が鑑定したか?」がとても重要です
ダイヤモンドの鑑定機関は国内だけでも100社以上あると言われています。国際基準の4Cに基づいて各鑑定機関で鑑定されますが、鑑定の厳格さは異なるのが実情です。ジュエリー業界には信頼性の高さに応じて鑑定機関を「A鑑」「B鑑」「C鑑」に分けて呼ぶ習わしがあるほどです。
ダイヤモンドをご購入されるときは、鑑定書のグレードに加えて「どの鑑定機関が鑑定したか」がとても重要です。谷口宝石ではお客様に安心してお取引頂くために、最も信頼が高いとされる以下の3社の鑑定書付きのダイヤモンドのみを取り扱います。
・GIA(米国宝石学会)…ダイヤモンドの国際基準の4Cを定めたアメリカの鑑定機関
・CGL(中央宝石研究所)…国内最大のダイヤモンド鑑定機関
・AGT(AGTジェムラボラトリー)…GIAの日本における代行的機関
2.おすすめの鑑定機関、その違いは…
前途のCGL(中央宝石研究所)・AGTジェムラボラトリー・GIA(米国宝石学会)の鑑定機関は最も信頼が高くおすすめです。
中でもGIA(米国宝石学会)は、4C(世界でダイヤモンドの品質を決定付ける基準)を考案した最も権威のある鑑定機関です。海外の鑑定機関であることからCGLとAGTよりも鑑定書発行まで日数を要してしまいます。
国内売買のダイヤモンドはCGLやAGTを利用する事が多いでしょう。
3.TypeⅠ/ TypeⅡのダイヤモンド
実はダイヤモンドにはTypeⅠとTypeⅡがあります。
ダイヤモンドは炭素原子の結晶ですが、不純物(窒素、ホウ素など)を含んでいます。窒素の含有量が多いほど、黄色が強くなり、グレードは落ちます。全体の98%、市場に流通しているほとんどのダイヤモンドはTypeⅠです。
しかし、ごく稀に、窒素を含まない透明で美しいダイヤモンドが存在します。これがTypeⅡダイヤモンドです。純粋な炭素だけからなるTypeⅡ-aと、わずかにホウ素を含むTypeⅡ-bの2つに分類されます。
オークションで高値で取引されるダイヤモンドのほとんどはTypeⅡです。通常、グレーディングレポートと別にGIAが発行するTypeⅡの証明書がついており、「資産性」という点では間違いなく保有する価値のあるダイヤモンドと言えます。
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ダイヤモンドルースをお探しの方へ
ダイヤモンドは同じ大きさであっても、グレードによってお値段には大きな違いが生じます。資産用・コレクション用・オーダーメイドジュエリー用など、お客様の用途・ご予算に合わせて、ご希望のダイヤモンドをお探しいたします。
お気軽に谷口宝石までお問い合わせくださいませ。
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ルースで作るオーダーメイド
上質のダイヤモンドルースで最高に贅沢な、オーダーメイドジュエリーを作りませんか?
ニュージーランドから来日した専属ジュエリー職人、ティム・フィリップが「こんなダイヤモンドジュエリーが欲しい」というあなたの想いをカタチにします。
ジュエリーは全て、金属を叩いて鍛える昔ながらの「鍛造製法」で製作いたします。叩くことにより金属の密度が高まり、頑丈でしっかりとした、質感の美しいジュエリーが生まれます。金属を叩いて鍛えるという工程から、鍛造製法のジュエリーはシンプルなものが多いのが特徴ですが、当店のジュエリー職人・ティムは非常に繊細なデザインのジュエリーを得意としております。ご希望の大きさ・品質のダイヤモンドルースをご用意 いたします。デザインや地金、ご予算など、お気軽に谷口宝石までご相談ください。
「女性用」のイメージが強いジュエリーですが、当店では、オーダーメイドの約半分は男性のお客様からのご注文です。
男性の方がもっと気軽に、そして自分だけのオーダーメイドジュエリーを楽しむお手伝いが出来たらと思います。
ダイヤモンドジュエリー作品例
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